視覚障害者向けおすすめフリーソフト
はじめに
ここで紹介しているソフトは、スクリーンリーダーに対応していて視覚障害者に使いやすいフリーソフト(無料のソフト)です。使い方についても簡単に説明しています。
ニュースtoスピーチ
ニュースtoスピーチというと、新聞記事やブログなどを読むためのソフトだと思っている方が多いでしょう。私もそう思っていました。でも、実は音声ブラウザとしても使えるのです。無料のソフトでありながら、あのIBMの音声ブラウザであるホームページリーダーとほとんど遜色がありません。音声ブラウザとしては必要かつ十分な機能を持っています。しかも、初心者に優しい設計で、読み上げについては矢印キーだけでほとんどの操作ができます。
音声ブラウザとしての機能では、ホームページリーダーにはやや劣りますが、インターネットエクスプローラをPCトーカーで読ませるよりはずっと便利です。たとえば、最近のホームページによく見られる「本文へジャンプ」というのがあります。これはナビゲーションスキップといって、最初のメニューがたくさんあると煩わしいので、それを飛ばして本文へジャンプするという機能です。この機能は、インターネットエクスプローラ+PCトーカーではうまく働きません。ホームページリーダーではもちろん「本文へジャンプ」というところでエンターキーを押せば、本文へスキップして自動的にそこから読み上げます。このニュースtoスピーチでは、ホームページリーダーと同じように本文ジャンプができます。
それから、インターネットエクスプローラ+PCトーカーのもうひとつの欠点、しかも最大の欠点ですが、ページの内容をシフトキーで読み上げさせているときに、エスケープキーでストップすると一時停止とはならず、またページの最初に戻ってしまうということがあります。コントロールキーと上下の矢印キーで読めば少しずつ区切って読み上げさせることはできますが、いちいちキーを押すのが面倒です。そこで全盲のユーザは、ページの内容をすべて選択してコピーし、それをマイエディットに貼り付けて読むそうです。そうすれば、読み上げについて細かな操作ができますし、文字検索も簡単にできます。
ともかく、インターネットエクスプローラ+PCトーカーでは、全文読み上げの途中で、ちょっと前に戻って聴きなおしたいということができませんが、ニュースtoスピーチやホームページリーダーでは全文読み上げ(この2つのソフトはページを開いたときに自動的にページの内容を読み上げます。シフトキーを押すことは必要ありません。)の途中で、読み上げを一時停止して、その位置から前後の文章に移動して読み上げさせることができます。
ニュースtoスピーチでは、リンク項目のところ(高い声)で右矢印キーを押せば、リンク先のページを開けば自動的に全文読み上げが始まります。そして、左矢印キーを1回押せば読み上げを一時停止します。(ここで左矢印キーをもう1回押せば、一つ前のページに戻ります。)音声を一時停止しているときに、上矢印キーを押せば一つ前の文章を読み上げ、下矢印キーを押せば一つ後の文章を読み上げます。この文章の区切りは句読点によります。(この点もPCトーカーのコントロールキーと上下矢印キーによる区切り読みより優れています。)
ニュースtoスピーチの起動中であれば、いつでも Zのキーを押すことによってグーグルの検索ダイアログが出てきます。そこで通常のグーグルのキーワード検索ができます。それから Uのキーを押すことによってURL検索ダイアログが出てきます。どちらもエスケープキーで閉じることができます。
さらに便利な機能が見出しだけを読み上げる機能です。これはそのホームページが見出しというところをHTMLの文法で正しく指定していることが前提となりますが、ページの内容をざっと閲覧するには便利な機能です。これもインターネットエクスプローラ+PCトーカーはできません。ホームページリーダーと、このニュースtoスピーチではできます。ニュースtoスピーチでは、コンマつまり読点のキーで前の見出しに戻り、そのとなりのピリオドつまり句点のキーで次の見出しにスキップします。
ニュースtoスピーチの使い方については次のページが参考になります。参考にしてください。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/8288/k/n2s/gaibu.html
ニュースtoスピーチはこちらのページからダウンロードできます。
http://www.geocities.jp/katsuragi_nori/news2speech/
フリーソフトでありながら、これだけの高機能をもつ音声ブラウザを作られた作者の桂木さんには敬意を表したいです。